そもそもデヴィッド・リンチとは? これが意外にも僕のまわりの若い人達にデヴィッド・リンチを知らない人が多くて、結構驚いたんだけどw 世代のズレなのかしらね〜(⌒_⌒;
デヴィッド・キース・リンチ(David Keith Lynch, 1946年1月20日 - )とは、アメリカ合衆国モンタナ州出身の映画監督、脚本家、プロデューサー、ミュージシャン、アーティスト、俳優であり、
「カルトの帝王」と呼ばれることもしばしば。難解で不気味な映画作品を多く撮っている事でも広く知られてるんだけど、
僕がリンチ作品に出会ったのはかれこれ28年前。21歳で初めての1人暮らしが高円寺で始まり、初めて自分のテレビを持ち、これからの人生に我ながら驚く程に果てしなく広がる自由を感じていた頃w
初めての1人暮らしで誰に気兼ねする事なく、毎日何時間テレビ見てたって誰にも怒られないw 雑誌で見ていた様々な作品がレンタルショップに行けばほぼ揃ってるw それなりに働いていたからレンタル代等毎日借りまくっても微々たる物w ギターだって夜中に弾かなきゃ問題無し☆
そんな21歳で初めての1人暮らしを始めた僕が、早々に借りて来た1本がデヴィッド・リンチ監督の『イレイザーヘッド』だった。
たしか当時はデヴィッド・リンチの事はあまり認識出来て無かった様に思う。作品名だけが何処かで引っかかっていたのかな?
高円寺の名店中の名店、オービスに足しげく通っていたので、もしかしたらオービスさんでプッシュされていたのかもしれない。
そんなこんなで初めてみたリンチの『イレイザーヘッド』だけど、これがとにかく強烈だった・・・・
21歳の、引き出し少なく まだ色々免疫の無い若者が、あんなの見ちゃったら・・・はっきり言ってトラウマです★
単純にわけ分かんなかったですw
ただしワンカットワンカットの惹きつけられるパワー・・・と言うか、悪へのいざないと言うか・・・ 決してつまらなくはないのです。
時々見る悪い夢をより明確に見せられていつつ、答えも用意されていない感じかなw
で、次に見たリンチ作品が
『ツイン・ピークス-ローラ・パーマー最期の7日間 』
時系列的にはテレビドラマの「ツイン・ピークス」を見た後にこの作品を見るべきなんだけど、最初にこの映画見ちゃったもんだから、何が何やらさっぱりでw
たしかこの作品借りた時もリンチ作品を意識していたわけではなく、単純にデヴィット・ボウイが出演してたからw
その後にテレビドラマの「ツイン・ピークス」を見るんだけど、
これが大ハマり☆
普通に面白い万人に理解出来るストーリー
かと思いきや・・・ 最後の最後でリンチ節炸裂www
この頃やっとデヴィッド・リンチって人を意識(認識)する様になったかなw
これ以降は彼の作品を、彼の作品として見るようになりました。
ではでは今回の版画展のお話へ。
渋谷ヒカリエは昨年、ヘドウィグのお芝居見に初めて訪れた場所だけど、この建物の8階は、色んな方の個展なんかやっているアートスペースになってるんだね。 デヴィッド・リンチ 版画展以外にも色々やってました。
で、当然撮影は禁止だろうと思いつつ係の方に尋ねたら、何と撮影OKだったので、展示されていた版画の画像上げていきますね☆(※生で見るのを楽しみにしている方はここでストップして下さいませ)
※※いかんせん素人撮影なのでピントがあってなかったり、正面から撮影しようとすると室内の照明の具合で、もろ自分の影が写り込んでしまう為斜めから撮ってたり(それでも他の方の影が写り込んでいたり)、色々お見苦しいと思いますが、ご了承下さい。m(・・)m
デヴィッド・リンチ監督の一端にまた少し 触れられた様な気がした版画展で御座いました。そして何だか28年前に見た『イレイザーヘッド』をまた見たくなり、レンタル屋さんで借りて帰りましたw
しかも当時はまだなかったインターネットで、この作品の背景を調べたら、デヴィッド・リンチ監督の実体験や、自身が若き日に過ごした町の環境なんかが多分に反映されていて、一気に理解も深まっちゃいました。それが良いのか悪いのかはまぁ人それぞれな部分もあるけどね。ベールに包まれていた方が良い場合だってあるしね。何にせよ初めてこの作品見た時のインパクトはそのままに、更なるリンチ愛が深まりました☆
デヴィッド・リンチ 版画展、明後日 月曜で終わってしまいます★
お時間ある方、3連休のシメに行ってみてはいかでしょうか。
会 期 2018年1月18日(木) - 2018年2月12日(月)
場 所 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
料 金 入場無料 Admission Free