ドゥービー・ブラザーズ 8年振りの来日!!
武道館公演は実に21年振り!!
まずは彼等の歴史から。
◎1970年、Pudなるバンドで活動していたトム・ジョンストン(G,Vo)、ジョン・ハートマン(Ds)に、パトリック・シモンズ(G,Vo)、デイヴ・ショグレン(B)が合流し結成される。グループ名の「ドゥービー」はスラングで「マリファナ煙草」の意。
◎1971年、デビュー・アルバム『ドゥービー・ブラザース(The Doobie Brothers)』をリリース。商業的には成功しなかった。
◎デビュー・アルバムのリリース後間もなく、グループに2人目のドラマー、マイケル・ホサックが加入。この後永きにわたってグループのトレードマークとなるツイン・ギター、ツイン・ドラムスの5人編成が完成する。
◎1972年、セカンド・アルバム『トゥールーズ・ストリート(Toulouse Street)』をリリース。同作からシングル・カットされた「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック(Listen to the Music)」がビルボード Hot 100の11位まで上昇するヒットとなり、グループは一躍全米規模の人気バンドとなる。
◎1973年のアルバム『キャプテン・アンド・ミー(The Captain and Me)』からは「ロング・トレイン・ランニン(Long Train Runnin')」、「チャイナ・グローヴ(China Grove)」がヒット。
1974年のアルバム『ドゥービー天国(What Were Once Vices Are Now Habits)』からは「ブラック・ウォーター(Black Water)」が初の全米No.1ヒットとなり、イーグルスと並びアメリカン・ロックを代表する人気バンドのひとつとなった。
◎『ドゥービー天国』レコーディング直後にマイケル・ホサックが脱退し、キース・ヌードセンが後任に加入、同時期に、これまでも度々ゲスト参加していた元スティーリー・ダンのジェフ・バクスターが正式加入し、トリプル・ギター編成となる。
1975年、このラインナップによる5thアルバム『スタンピード(Stampede)』をリリース。チャートの4位まで上昇するヒットとなり、RIAA認定のゴールドディスクを獲得。
◎しかしこの頃から、バンドの顔でありヒット作を数多く作曲していたジョンストンの健康状態が悪化し、バンドを一時脱退してしまう。
間近に控えたツアーのため、ジョンストンの代役としてバクスターの紹介により、スティーリー・ダンのツアーメンバーだったマイケル・マクドナルドが正式加入する。卓越した歌唱力に加え、スティーリー・ダンで培った作曲能力を持ったマクドナルドの存在は大きく、バンドの音楽性はトム・ジョンストン期の野性味あふれる快活なギターロックから、R&Bの影響を受け洗練されたAOR色の強いものへと変化していった。
◎1978年のアルバム『ミニット・バイ・ミニット(Minute by Minute)』と、マクドナルドがケニー・ロギンスと共作したシングル「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」はともに全米1位を獲得。アルバムタイトル曲はグラミー賞の最優秀ポップ・ボーカル(デュオ、グループまたはコーラス部門)賞、「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」は最優秀楽曲に輝き、高い人気と評価を確立した。
◎新旧のファン層に支えられ順調に活躍するも、80年代に入ると各人のソロ活動が活発化し、この時点で唯一のオリジナル・メンバーとなったリーダーのパトリック・シモンズは活動休止を提案、それに添う形で1982年に初期のメンバーも参加して「フェアウェル・ツアー」と銘打った大規模なライブを行なった後、解散した。
◎1987年にチャリティーコンサートのために一時再結成したドゥービーズは、1989年、オリジナル・メンバーのジョンストン、シモンズ、ハートマンに、初期黄金期を支えたマイケル・ホサック、タイラン・ポーター、『ミニット・バイ・ミニット』のレコーディングやフェアウェル・ツアーでもグループを支えたボビー・ラカインドの6人編成で正式に再結成、復活アルバム『サイクルズ(Cycles)』をリリースし活動を再開する。
◎再結成から正式メンバーとなったラカインドが末期ガンのため引退し、5人編成に戻って制作された次作『ブラザーフッド(Brotherhood )』は82位と奮わなかったが、シングル・カットされた「デンジャラス(Dangerous)」はビルボード・メインストリーム・ロック・チャートの2位まで上昇した。
◎その後もメンバー・チェンジを繰り返しながら活動を続ける。2005年2月10日にドラマーのキース・ヌードセンが死去するなど、かつてのメンバー中5人(ボビー・ラカインド、デイヴ・ショグレン、コーネリアス・バンパス、キース・ヌードセン、マイケル・ホサック)が相次いで鬼籍に入るという悲劇を乗り越え、現在でも地道な活動を続けている。
ーWikipediaよりー
今回の来日ツアーは全4公演。個人的には2006年のウドー・ミュージック・フェスティバル以来、11年振りに見る2度目のドゥービー☆
【金沢公演】
2017年4月24日(月) 本多の森ホール 18:30 open/19:00 start
【東京公演】
2017年4月26日(水) 日本武道館 18:00 open/19:00 start
【名古屋公演】
2017年4月27日(木) 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 18:30 open/19:00 start
【大阪公演】
2017年4月28日(金) グランキューブ大阪 18:00 open/19:00 start
今回の来日メンバーは以下の通り。
◎Patrick Simmons – Guitars/Vocals
◎Tom Johnston – Guitars/Vocals
◎John McFee – Guitars, Pedal Steel, Dobro, Fiddle, Vocals
◎Bill Payne - Keyboards
◎Marc Russo – Saxophone
◎Ed Toth – Drums
◎John Cowan – Bass/Vocals
では当日のお話に行きます(o゚▽゚)
4月11日のスティーヴン・タイラー、4月14日のノラー・ジョーンズに続き、この月3度目の武道館へ☆☆☆
九段下駅から地上に出たところで前回のノラで一緒だった石井社長と今回も待ち合わせ。石井社長はドゥービーやイーグルスなんかのウエストコーストや、C.C.R.やレイナードなんかのサザンロックが大好きだから、その辺の趣味は僕と良く合うんだよねw
18:19 武道館前物販テント到着☆
今回はツアーTシャツ購入予定だったので、少し余裕を持っての到着。
石井社長と僕は同じ物を購入。
The Doobie Brothers @ Budokan 2017・4・26 ( wed )
今回の席はA4ブロックの1列目。つまり最前列!!
アリーナに入るといかにもウエストコーストな絵面が目に飛び込んで来た☆ 嫌でもテンション上がるのだ♪
自分達の席に到着、早速先程購入したTシャツに着替える。なんせメンバーの視界に余裕で入るグッドシートだからね(何故か石井社長はTシャツ着なかったけどw)。
今回で武道館3回目の最前列だけど、振り返ると相変わらずの優越感(# ̄ー ̄#)
そして時間は19:07、客電落ちメンバーが定位置につくと、
シンプルなドラムのビートがドンパンドンパン鳴り出し、
そこにあの「トゥルルトゥトゥ♪ トゥトゥトゥ♪」とコーラスが被さる!!
そう!! 1曲目は’72 2ndアルバム『Toulouse Street』から、
「Jesus Is Just Alright」!!!!
これ、その時に真正面から見た画像だけど、暗闇にメンバーが浮かび上がっている中で、ドラムのイントロからジーザス〜のコーラス被さると、もう鳥肌物でテンション振り切っちゃうね♥♥♥
原曲はアーサー・レイノルズと言う方が作ったゴスペルソングで、1966年に自身のバンド”The Art Reynolds Singers”によってレコーディングされてます♪
因みに、あのバーズも1969年にカバーしてます☆
バーズの方がドゥービーより早かったんだね。
2曲目も『Toulouse Street』から「Rockin' Down the Highway」!!
ジーザス〜からロッキン〜と頭から出し惜しみ無しだね☆
3曲目、1975年5thアルバム『Stampede』から「Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)」
僕の位置からイチバン近いベースのオッチャンが「Here we go!」って言ったので、オッ!と思ったら、パトリック・シモンズでもトム・ジョンストンでもなく、ベースのオッチャンが歌い出した(Cメロはトムが歌ってたけど)☆
現在ドゥービーでベースを弾いているのはジョン・コーワン。元々はブルーグラスとかが専門の方なのかな♪ 1993〜1995年にドゥービーでベース弾いていて、2010年以降はずっとこの方がベース弾いてるみたい。
どっしりとした見た目からは意外に感じる高いキーと艶のある声が、トムやパトリックにも劣らない存在感を感じさせてた☆
てか僕は1列目ではしゃいでいたせいか、このオッチャンとやたら目が合うし、何度も笑顔で指さされたw
この曲は1960年代、モータウンの専属ソングライターとしてその黄金時代を支え、ダイアナ・ロス&スプリームス、フォー・トップス等、数多くのヒット曲を世に送り出した”ホーランド=ドジャー=ホーランド(Holland-Dozier-Holland)”による作品だね☆
この方達がドゥービーにこの曲を提供したって事かな、たぶん。
4曲目、1974年4thアルバム『ドゥービー天国/What Were Once Vices Are Now Habits』から「Another park Another Sunday」
この曲はトム・ジョンストンが当時のガールフレンドと別れた体験を元に作られた曲。爽やかな印象の曲でドロドロとはしてないけどw
締めパートのサックス吹いてたレオン・ラッセルみたいなオッチャンは1998年以降ずっとドゥービー在籍のマーク・ルッソ☆
1985〜1989年の間はアメリカのジャズ・フュージョン・バンド”The Yellowjackets”にも在籍してるね。
5曲目、 1973年3rdアルバム『The Captain and Me』から「Clear as the Driven Snow」
ここでやっと一息、パトリックとジョン・マクフィーがエレアコに持ち替え、美しいアルペジオとハーモニーが重なるAメロへ、
間奏でも美しい2本のハーモニー♪
しかし曲の後半は折り重なる展開で、プログレと言っても過言ではない様相w 単純にかっこいいんだけど☆
6曲目、 『ドゥービー天国』から「Spirit」
楽曲の全編に亘ってジョン・マクフィーのマカロニウエスタン調なヴァイオリンが響きわたる♪
7曲目、 2010年13thアルバム『World Gone Crazy』からタイトル曲「World Gone Crazy」
イントロのジョン・コーワンから♪
皆でAメロへ(イントロの後の頭はサビかな!?)♪
後半サックスとジョン・マクフィーのギターの掛け合いから、
軽快な8ビートに乗せてサックスソロへ♪
8曲目、 『ドゥービー天国』から「Eyes of Silver」
原曲にはない80年代風な(’74の曲だけど)サックスソロが楽曲を彩る♪
9曲目、 『The Captain and Me』から「Dark Eyed Cajun Woman」
トムの歌もだけど、ギターも鳴きまくりな1曲♪♪マーク・ルッソのサックスもね☆
10曲目、 『Stampede』から「Sweet Maxine」
軽快なドゥービー・ロールな楽曲♪
ジョン・マクフィーのボトルネックが良いアクセントになってた♪
パトリック・シモンズの紹介で、
エド・トスは2005年以降ドゥービーで叩いているみたいだね♪
抜群の安定感でした☆☆☆
鍵盤のビル・ペインは ご存知”Little Feat”のBill Payneです!!
グループ初期からドゥービーをサポートしてます☆☆☆
(↓↓↓左端ね)
2人のジャムから、
11曲目、 1976年6thアルバム『ドゥービー・ストリート/Takin' It to the Streets』からタイトル曲「Takin' It to the Streets」
原曲にはないイントロのサックスが、とても自然に西海岸の風を吹かしてた♪
思い入れのある曲は何かと感慨深いな〜☆
12曲目、 1989年10thアルバム『Cycles』から「The Doctor」
まさにトム・ジョンストン節なロックンロール・ナンバー!!
ドゥービーの重要な要素のひとつだね☆
13曲目、 『ドゥービー天国』から「Black Water」!!
ジョン・マクフィーのヴァイオリンが小気味良く名曲の幕を開ける♪
パトリック・シモンズが書いたこの曲、
Bメロの3周目をミシシッピからトキオに変えて歌ってくれた❤
Old black water, keep on rollin'
Mississippi moon, won't you keep on shinin' on me
Old black water, keep on rollin'
Mississippi moon, won't you keep on shinin' on me
Old black water, keep on rollin'
Tokyo moon, won't you keep on shinin' on me
(古き黒き流れ、うねり続ける。
トキオの月よ、俺を照らし続けてくれないか )
14曲目、 『The Captain and Me』から「Long Train Runnin'」!!
いよいよ佳境に突入☆盛り上がり必至のキラー・チューン☆☆☆
15曲目、 本編ラストとなったのは『The Captain and Me』から
「China Grove」!!!!!!!!
アンコール1曲目(16曲目)、
『The Captain and Me』から「Without You」☆
この日最後の曲となったアンコール2曲目(17曲目)は
勿論!!!!!!!!
『Toulouse Street』から
「Listen to the Music」!!!!!!!!!!!!
20:36 終了☆☆☆
1. Jesus Is Just Alright
2. Rockin' Down the Highway
3. Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)
4. Another park Another Sunday
5. Clear as the Driven Snow
6. Spirit
7. World Gone Crazy
8. Eyes of Silver
9. Dark Eyed Cajun Woman
10. Sweet Maxine
11. Takin' It to the Streets
12. The Doctor
13. Black Water
14. Long Train Runnin'
15. China Grove
< encore >
16. Without You
17. Listen to the Music
21年振りとなった武道館公演、満員大御礼大盛況につき終了で御座いました☆
これは次も全然武道館行けるね♪ ハードロックンロールからカントリーまで何処を切っても最高の楽曲が並ぶドゥービーブラザーズ。僕が初めて手にした外人さんのレコード(EP)がドゥービーなんだけど、その小学5〜6年生の頃から聴き始めた方達が、50歳直前となった僕の目の前で今も元気に最高のプレイをしてました☆ 何だか今回は40年くらい思い入れのある方達だっただけに、感動もひとしおだったね☆
興奮冷めやらぬ公演終了後、気づくとベーシストのジョン・コーワンさんが僕の目の前に立っていて、僕に向かってすごくゆっくりピックを投げてくれました!!無事キャッチできました!!
もう1枚僕の後方に投げたピックを隣の石井社長がジャンプしてキャッチしましたw
やっぱ1列目って凄いねwww
ライブ終了後は新宿に移動し、いつものしゃぶしゃぶ屋さんで石井社長が一番高いコースをご馳走してくれた☆
1列目でドゥービー見て、ピック貰えて、しゃぶしゃぶまでご馳走になり。そんなスペシャルな日ってあるんだね☆
そう言えば今回のドゥービー武道館公演の前日、4月25日はポール・マッカートニーの武道館公演だったけど、
最前列にドゥービーの面々が確認されてましたw
ではでは今回はこんな感じで
また次回までご機嫌よ〜(*ゝ∀・*)ノ PEACE!!