The Doobie Brothers @ Budokan 2023

 

 

マイケル・マクドナルド参加!

結成50周年のリユニオン・ツアーで6年振りの来日!

 

 

 

◎The Doobie Brothers @ Budokan 2017 - さかしたBLOG

 

 

【公演日程】
4/15(土)盛岡 岩手県民会館  17:30 open/18:00 start
4/17(月)東京 日本武道館 18:00 open/19:00 start
4/18(火)横浜 パシフィコ横浜 18:00 open/19:00 start
4/20(木)名古屋 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 18:15 open/19:00 start
4/22(土)金沢 歌劇座 16:15 open/17:00 start
4/24(月)大阪 フェスティバルホール 18:00 open/19:00 start
4/25(火)大阪 フェスティバルホール 18:00 open/19:00 start
4/27(木)広島 広島上野学園ホール 18:00 open/19:00 start

 

 

<来日メンバー>

◎Tom Johnston – Guitars/Vocals

◎Patrick Simmons – Guitars/Vocals

◎John McFee – Guitars, Pedal Steel, Dobro, Fiddle, Vocals

◎Michael McDonaldーKey/Vocals

◎Marc Russo – Saxophone

◎Ed Toth – Drums

◎John Cowan – Bass/Vocals

◎Marc QuinonesーPercussion

 

 

今回の来日は7ケ所8公演。大阪だけ2公演ですが、毎回大阪は盛り上がるんでしょうか?たぶん同じ日本国内でもその土地土地で反応は異なるでしょうし、その辺はかなり興味深いですね。 では今回のお話へ。

 

The Doobie Brothers 50th Anniversary Tour @ Budokan 2023・4・17 (mon)

今回もいつもご一緒の石井社長と九段下駅から地上に出た所で待ち合わせし武道館へ。武道館に来るのは2019年4月のエリック・クラプトン公演以来、実に4年振り!随分間が空きましたね。いやもうほんと武道館とかドームとかその他色々なホールなんかにまた足が運べる様になったのは嬉しい限りで御座います!

今回の物販は特に欲しい物は無かったので、ちらっと物販テントを覗き早々に会場へ。

勿論前回の武道館公演の時に購入したTシャツ着て来ました。




今回の席はアリーナB6ブロック。前回がアリーナ1列目でしたので、かなり後ろに後退しましたが、センターのブロックだったので、随分見やすくて楽しめました。

席に着くとこんな感じ



 

19:00ジャストに客電落ち、ステージ上手(かみて)にマイケル・マクドナルドのみ最初に登場しプロローグ的なイントロを奏で始めると、

続いてトム・ジョンストン以外のメンバーが全員ステージに。パットとジョンが聞き慣れたアルペジオとドブロのリフを弾き始め、

トム・ジョンストンも登場し、

1曲目、’71/1st『The Doobie Brothers』から「Nobody」

 

 

 

2曲目、'75/5th『Stampede』から「Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)」

Aメロ、ジョン・コーワン → Bメロ、トム → Cメロ、マイケルと軽快にボーカルを繋ぐ♪

 

 

 

3曲目、'78/8th『Minute by Minute』から「Here to Love You」

マイケルがボーカルを務める乾いた曲調のAOR

マイケルの歌にどことなくジョー・コッカーを連想させられるのは僕だけか!?

 

 

 

4曲目も'78/8th『Minute by Minute』から「Dependin’ on You」

ボーカルはパットが担当♪

ギターソロをパット → トム → ジョンと繋いで行く♪

歌にせよ上モノにせよ、出来る人が多いとなんかテンポ良いですね。

 

 

 

5曲目、'72/2nd『Toulouse Street』から「Rockin’ Down the Highway」

ボーカルは勿論トム・ジョンストン!!

死ぬまでに1度でいいから、この辺の曲聴きながらアメリカのハイウェイをぶっ飛んでみたいですね!

 

 

 

6曲目、'77/7th『運命の掟/Livin' on the Fault Line』から「You Belong to Me」

マイケルがボーカルのジャジィーな哀愁漂う楽曲♪カーリー・サイモンマイケル・マクドナルドが共作の楽曲です。

 

 

 

7曲目、'21/15th『Liberté』から「Easy」

最新アルバムからトムがボーカルの楽曲。

なんだかめちゃくちゃシェリル・クロウぽいw 

シェリルがドゥービーぽい!?

とにかくシェリルが好んで使うコード進行や歌メロがめちゃくちゃ連想させられますwまぁどちらもアメリカ人でルーツはかなり同じなんでしょうが。

ジョン・マクフィーのボトルネックが良いアクセントになってました♪

 

 

 

8曲目、'73/3rd『The Captain and Me』から「South City Midnight Lady」

パットのボーカルでレイドバックな心地良いメロディーラインへと誘われます♪

ジョン・マクフィーのペダルスティールで更なる高揚感も♪

 

 

 

ここでメンバー紹介を挟み、

9曲目も'73/3rd『The Captain and Me』から「Clear as the Driven Snow」

続けてパットのボーカルで穏やかな流れのAメロBメロから、特徴的なピッキングハーモニクスのリフをきっかけに激流の様に様変わりするCメロへ!

 

 

 

10曲目、'76/6th『Takin' It to the Streets』から「It Keeps You Runnin’」

マイケルのボーカルで♪

マイケルの曲にはサックスが非常にマッチしますね♪

 

 

 

11曲目、'74/4th『ドゥービー天国/What Were Once Vices Are Now Habits』から「Another Park, Another Sunday」

トムのボーカルで、当時のトムの恋にまつわる楽曲♪

 

 

 

12曲目も'74/4th『ドゥービー天国/What Were Once Vices Are Now Habits』から「Eyes of Silver」

こちらもトムのボーカルでアップテンポに♪

マークのサックスが楽曲に彩りを加える。

 

 

 

13曲目、'21/15th『Liberté』から「Better Days」

パットのボーカルでミディアムテンポの8ビートな新曲♪

※アンプの上にガンビーがいるw

 

 

 

14曲目も'21/15th『Liberté』から「Don’t Ya Mess With Me」

トムのボーカルで♪

2021年10月に発表されたこのアルバムは、2010年の『World Gone Crazy』以来実に11年ぶり!それに併せて結成50周年を記念した49都市のツアーを行うことも発表されました。

 

 

 

15曲目、'80/9th『One Step Closer』から「Real Love」

マイケルのボーカルで♪

正にあの80年代の空気が蘇ります。あの80年代と言われても、その時代を体験してない方にはよく分からないでしょうが、70年代でも90年代でもなく、あの80年代としか言いようがないのですw

80年代にも色々ありますが、ムーディーパターンのやつですw

 

 

 

16曲目、'10/13th『World Gone Crazy』から「World Gone Crazy」

トムのボーカルでアップテンポな8ビートナンバー♪

 

 

 

17曲目、'78/8th『Minute by Minute』から「Minute by Minute」

マイケルのボーカルで This is it AOR!!

 

 

 

18曲目、'73/3rd『The Captain and Me』から「Without You」

トムのボーカルでR&Rナンバー♪

トムの弾くギターソロにも彼の手癖がかなり如実に出ている1曲ですね♪

この日初めての曲間空けず畳み掛ける様に、

'72/2nd『Toulouse Street』から19曲目「Jesus Is Just Alright」

正にこの展開を待っていたわけです!!如何せん今回のメンバーのバランスを考えると、中々それを多用するのは難しいのも分かるんですけどねw

ボーカルはトムでした♪

 

 

 

20曲目、'78/8th『Minute by Minute』から「What a Fool Believes」

マイケルのボーカルで♪

マイケル・マクドナルドケニー・ロギンスと共作した作品で、ビルボードのポップ・シングル・チャートの1位に輝き、第22回グラミー賞最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞を受賞しました。

 

 

 

21曲目、'73/3rd『The Captain and Me』から「Long Train Runnin’」

トムのボーカルで♪♪♪

 

 

 

 

 

本編ラストとなった22曲目も'73/3rd『The Captain and Me』から「China Grove」前曲から曲間空けず一気GOです!

勿論トムのボーカルで♪

 

 

 

 

 

20:51 本編終了☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンコール1曲目(23曲目)、'74/4th『ドゥービー天国/What Were Once Vices Are Now Habits』から「Black Water」

パットのボーカルで♪

前回(2017年)来日時にこの曲を演奏した時は、Bメロの3周目をミシシッピからトキオに変えて歌ってくれましたが、今回は1周目をトキオに変えて歌ってくれました♪

Old black water, keep on rollin'
Mississippi moon, won't you keep on shinin' on me
Old black water, keep on rollin'
Mississippi moon, won't you keep on shinin' on me
Old black water, keep on rollin'
Tokyo moon, won't you keep on shinin' on me

(古き黒き流れ、うねり続ける。
トキオの月よ、俺を照らし続けてくれないか )

スマホのライトが武道館を照らします♪

因みにジョン・マクフィーの弾くフィドルですが、基本的にはバイオリンと同一の楽器だそうです。

「ヴァイオリン」という言葉がイタリア語から派生した言葉であるのに対し、「フィドル」は英語なのだそうです。

 

 

 

マイケル・マクドナルドとマーク・ルッソの鍵盤とサックスのインストを経て、

アンコール2曲目(24曲目)、'76/6th『Takin’ It to the Streets』から「Takin’ It to the Streets」

マイケルのボーカルで力強く♪

 

 

 

アンコール3曲目(25曲目)にして、この日最後の曲となったのは、'72/2nd『Toulouse Street』から「Listen to the Music」

トムのボーカルで❤

 

 

 

 

 

 

21:12 公演終了☆☆☆

 

 

 

 

 

 

   1.  Nobody
   2.  Take Me in Your Arms (Rock Me a Little While)
   3.  Here to Love You
   4.  Dependin’ on You
   5.  Rockin’ Down the Highway
   6.  You Belong to Me
   7.  Easy
   8.  South City Midnight Lady
   9.  Clear as the Driven Snow 
 10.  It Keeps You Runnin’
 11.  Another Park, Another Sunday
 12.  Eyes of Silver
 13.  Better Days
 14.  Don’t Ya Mess With Me
 15.  Real Love
 16.  World Gone Crazy
 17.  Minute by Minute
 18.  Without You
 19.  Jesus Is Just Alright
 20.  What a Fool Believes
 21.  Long Train Runnin’ 
 22.  China Grove

  < encore >
 23.  Black Water
 24.  Takin’ It to the Streets
 25.  Listen to the Music

 

 

さてさて今回のドゥービーも素晴らしかったですね。

しかも今回は、前回来日時より8曲も多い全25曲!50周年イベントでしかもマイケル・マクドナルドも参加とくれば、このボリュームも必然ですね(トム・ジョンストン、マイケル・マクドナルド、パット・シモンズ、ジョン・マクフィーの4人が揃ったのは約25年ぶりとの事)。

ただライブの感想としては..... 何となくやる前から予測は出来ていましたが、ちょっとノリづらいライブではありました。

 

もう少し詳しく話すと、

ドゥービーブラザーズと言うバンドは、トム・ジョンストン期とマイケル・マクドナルド期に分かれます。

ブルースやロックンロールを楽曲に色濃く反映させるトム・ジョンストンと、カントリーやフォークを得意とするパット・シモンズ。その2人を軸に楽曲が制作されたトム・ジョンストン期。

そしてそのトムが体を壊し一時バンドを脱退した代わりに加入したのが、ギターではなく鍵盤弾きのマイケル・マクドナルド。そのマイケルが得意とするのは都会的なAOR。なのでもう少し言葉を噛み砕くと、

◎ノリノリロッキンなトム・ジョンストン期

◎しっとり穏やかマイケル・マクドナルド

の2つに分かれるわけです(かなり乱暴な分け方ではありますが)。

 

その2期の楽曲がセットリスト上1〜2曲毎に入れ替わり演奏されるわけです。そうなると全く持って全体の流れに勢いがつかないわけです。

勿論どんなバンドでも良いライブと言うのは、常に一定のテンポで転がすのではなく、緩急のついたセットリストで観客を飽きさせる事なく、ワンステージで色々なドラマを見せながら大円団へと昇華させるわけですが、そこは同じバンドの同じ人間が書く楽曲の中での緩急なので、軸はブレることなく、統一性的に問題無く進んで行きます。

しかし今回のこの2期の楽曲は、同じバンド名を冠しながらも、中々に世界観を異なる物とします。

決してマイケル・マクドナルド期を否定しているわけではなく、マイケルの書く曲も好きですし、素晴らしい楽曲の数々だと思います。

が、あくまで1本のライブとして全体で体感した、僕個人の意見で御座います。

単純にちょっと、まぁまぁ、結構... 「のりづらかったかなあ」と言う感想なのでした。

と言うか、会場全体的にもそんな空気も感じました

 

そこで思ったのは、ライブを1部と2部に分け、1部をしっとりとマイケル・マクドナルド期で聴かせ、2部をノリノリのトム・ジョンストン期で爆発させ、アンコールで今回の3曲だったらもっと気持ち良かったかも。なんて今回は思っちゃいましたw

 

 

 

 

終演後は歌舞伎町に移動し、石井社長に焼肉をご馳走になりました。石井社長いつもありがとう御座います。



 

ではでは今回はこんな感じで、

また次回までご機嫌よ〜(*ゝω・*)ノ PEACE!!